キャラメライフの美味しい食べ方を追求すべく、プロの料理家に毎週オリジナルのレシピをご紹介していただく人気連載。

9月のゲストも引き続き、様々な料理番組や雑誌などでレシピ考案を手がけるプロ料理家、渡辺麻紀（Makiette）さんです。

フランス料理、家庭料理、お菓子づくりなど幅広いジャンルで活躍中！

今回は、豚と椎茸の塩キャラメル赤ワイン煮です。

【材料】２人分
ソルトキャラメル 大さじ1
豚肩肉かたまり(室温に戻しておく)　340g
しいたけ ６個
ローリエ １枚
塩 少々
粗挽き黒胡椒 小さじ1/2
オイル(太白ごま油やオリーブオイルなどお好みで) 小さじ２
赤ワイン 50ml (材料photo 1)
水 300ml
ゆでタマゴ ２個

①しいたけは軸元硬い部分を切り落とす。軸ごと縦半分に切る。

②肉の両面に塩をし、5分おく。

③フライパンにオイルをいれ、やや弱めの中火にかける。しいたけの切り口を下にして入れ焼き色がつくまで動かさずに焼く。

④あとのフライパン豚肉をいれ、中火にし全面を焼く。中までしっかりと焼かずに、周囲に薄く焼き色がつけば大丈夫。

⑤ワインを加え、ひと煮立ちしたらソルトキャラメルを入れて火を止める。

キャラメルを溶きのばしたら、フライパンに水を入れて底や内側にこびりついた旨味をゴムベラなどでこそぎ落とし、肉と共に煮込み鍋へ移します。

⑥煮込み鍋には焼いたしいたけ、黒胡椒、ローリエを加える。

⑦さらにゆで卵を加えたら、フタをして中火に。軽く沸いたら弱火にする。時々アクを取り除きながら20分煮込みます。

途中で肉の上下を返すのがポイント。時間に余裕があれば、火を止めてから１時間ほどおいてから温め直すとより味が染みます。

⑧ゆで卵をカットして、お皿に盛りつければ出来上がり♡。

すぐ食べても美味しいですが、しばらく時間を置くことで、より味が染みておいしいさ倍増。白いご飯にも合うボリューミーなおかずになります。多めに作って冷凍しておくのもおすすめです。

ソルトキャラメルの塩味とコクがそのまま旨味になります。使う調味料が少なくシンプルなのにこの味に仕上がるのは、このキャラメルのおかげ。ぜひ、お試しアレ！

Edit：Satoshi Nakamoto

渡辺麻紀（Makiette）
料理家。大学在学中より　フランス料理研究家のアシスタントを務める。ル・コルドン・ブルー代官山校に勤務後パリとトスカーナの料理学校を卒業。ミールキット宅配サービス会社、食品、調理家電、調理器具メーカーや料理番組、雑誌などでレシピ考案を手がけている。著書に「QUICHES キッシュ」「CHARCUTERIES シャルキュトリー」(ともに池田書店刊)「ごちそうマリネ」(河出書房新社刊)など多数。　最新刊はイノベーティブなおつまみ90点を紹介した「アペロとツマミ」(主婦の友社刊)