【プロに教わる、目からウロコのキャラメルレシピ】 キャラメル風味のちらし寿司 by 渡辺麻紀
キャラメライフの美味しい食べ方を追求すべく、プロの料理家に毎週オリジナルのレシピをご紹介していただく人気連載。
3月のゲストも引き続き、様々な料理番組や雑誌などでレシピ考案を手がけるプロ料理家、渡辺麻紀(Makiette)さんです。
フランス料理、家庭料理、お菓子づくりなど幅広いジャンルで活躍中!
今回は、初春にぴったりなメニュー、キャラメル風味のちらし寿司です。
【材料】 3〜4人分
白米 1、5合
出し昆布 2cm四方 1枚
日本酒 大さじ1
茹でエビ 4〜8 尾
菜の花 8本
卵 小サイズ2個 塩 少々
レンコン 100g 〈白ワインヴィネガー 50ml 砂糖 大さじ1、5 塩 小さじ1/2〉
〈 寿司酢 〉
バターキャラメルミディアム 大さじ1
白ワインヴィネガー 大さじ2、5
塩 小さじ1/2
①白米は洗って水気をきり、昆布、日本酒、水250mlとともに鍋か炊飯器にいれて 30分おいてから炊く。
②レンコンはごく薄いイチョウ切りにする。鍋に湯を沸かし、レンコンを1分ほど茹で、ザルに取り水気をきる。さらにキッチンペーパーの上に広げ水気をとり、温かいうちにボウルに入れて混ぜる。30分ほど漬ける。手で漬け汁をしぼる。
③エビは好みで飾り用を別にし、残りは小口切りにする。
④菜の花は塩茹でし、冷水にとり急冷する。上部2cmを切り離し、残りは小口切りにし、水気をしぼる。
⑤卵は塩少々を加えて割りほぐし、テフロンパンに入れ、中弱火にかける。菜箸4本で絶えずかき混ぜながら炒り卵にする。火を止めて熱を取る。
⑥米を蒸らしている間に寿司酢を作る。耐熱容器にキャラメルと塩、ヴィネガーのうち大さじ1をいれ、10〜20秒ほどレンジアップする。バターキャラメルミディアムを溶かし混ぜてから残りのヴィネガーを加え混ぜる。
キャラメルの甘さが生きるよう、酢はパキッと酸味の立つワインヴィネガーを使うのがおすすめです。
⑦口径が広めのボウルに炊き上がったご飯をいれる。昆布は取り除く。寿司酢をまわしいれ、30秒ほど待ってから全体を大きく切り混ぜる。飾り用の具を残して、具をご飯にさっくり混ぜる。
⑧直径10cmのセルクルの内側を水で濡らして余分な水分を払い、盛り付け皿の上におく。酢飯を分けいれ、スプーンの背などで軽く押す。
セルクルを抜き取り、好みで具を飾れば出来上がり。
キャラメルの風味があわく漂う、無国籍な雰囲気のちらし寿司をぜひお楽しみください。
Edit:Satoshi Nakamoto
渡辺麻紀(Makiette)
料理家。大学在学中より フランス料理研究家のアシスタントを務める。ル・コルドン・ブルー代官山校に勤務後パリとトスカーナの料理学校を卒業。ミールキット宅配サービス会社、食品、調理家電、調理器具メーカーや料理番組、雑誌などでレシピ考案を手がけている。著書に「QUICHES キッシュ」「CHARCUTERIES シャルキュトリー」(ともに池田書店刊)「ごちそうマリネ」(河出書房新社刊)など多数。 最新刊はイノベーティブなおつまみ90点を紹介した「アペロとツマミ」(主婦の友社刊)