沖知子さんのヘルシーボディを支える、“スイート”な食べ方の哲学。
「キャラメライフ」のプロダクトをこよなく愛する憧れの人にインタビューする当連載。第18回目は、プロフェッショナルヨガ講師の沖知子さんが考える“スイート”なひとときについて聞いた。美しいボディづくりに欠かせない食のフィロソフィーを、ぜひ学び取って。
──さて今回は、沖さんが“スイート”な気持ちになれるとっておきの過ごし方について、詳しく教えていただきたいと思います。
沖:はい! リフレッシュのためには、前回も触れたように自然を感じられる場所へ出かけたり、独学で練習を続けているウクレレを弾いたり……。無心になれるし、音色に癒されます。
でもやっぱりいちばん好きなのは、食べることかな。おいしいものが大好きなので、その時々で自分が求めているものを、自らに嘘をつくことなく食べるのが、至福のときですね。
──そうなんですね! ヨガを極めていらっしゃるだけに、ヴィーガンを実践……など、食にも厳格なこだわりがありそうなイメージでしたが、いかがですか?
沖:そういうふうに見られがちなんですけど、制限していることは特にないです(笑)。好き嫌いなくなんでも口にしますし、食べたいものを自分で作るのも好き。ただ、マクロビオティックの理念にすごく共感しているので、料理するときにも心がけるようにはしています。
中でも私が好きなのは“一物全体(いちぶつぜんたい)”という言葉。お米ならば玄米、野菜であれば種や茎や皮といった部分も含むすべて……すなわち食材の“全体”を食べよう、という意味なんですが、そうすることで生き物のエネルギーをすべていただけるそうなんです。あとは旬なものや、その土地でできた地産のものを口にしようという考え方も。“素敵だな”と感じた部分を無理なく取り入れながら、あとは自分の体の声を聴くことで食べるものを選んでいます。
ヨガって、よく“痩せる”こととイコールに捉えられてしまいがちなんですけど、実は違って。むしろ目指しているのは“悟り”の境地なんですよね。言い換えればそれは、自分を知る時間ということになります。だから、自分が本当は何を求めているのかということへ、しっかり耳を傾けるようになりました。
──そうすることで、自然と自分にとってよいチョイスができるというわけですね。でも……自分の心の声を聞いたうえで、“どうしてもジャンクフードが食べたい!”と思ったら、どうすればいいんでしょうか? 沖さんもジャンクフードが食べたくなることはありますか?
沖:もちろん、ありますよ(笑)! でも、そういうときは“心身が弱っている”と察知して、念入りに自分をケアしてあげるようにしています。ジャンクフードは我慢するけれど、自分の好きなものを食べるとか……。私の場合でいうと苦いものが好きなので、高カカオのチョコレートとか、ゴーヤチャンプルー。あとはチーズケーキも大好物。自分へのごほうびによく食べます。
──ムシャクシャして暴食しそうなときほど、穏やかに、でもしっかりと自分を甘やかしてあげるのがよさそうですね!
次回は、沖さんがギフトにしてみたいキャラメルについてお伺いします。
沖知子
プロフェッショナルヨガ講師、株式会社「ブレストラン」代表。2016年にミス・ワールド・ジャパンのファイナリストに選抜され、初代「ミス・ヨガ」を受賞した。呼吸を見直すことの重要さを伝え、多くの人に笑顔を届けるための活動を幅広く続けている。
ロケーション撮影協力: チャヤマクロビ ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留店(https://chayam.co.jp/restaurant/shiodome/東京都港区東新橋1-6-3 ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留 1F/03-3573-3616)
Edit: Satoshi Nakamoto
Photos & Video: Kazumasa Kawasaki
Text & Interview: Misaki Yamashita