キャラメルの自然な香ばしさや味わいを堪能していただくうえで、パンとの組み合わせは欠かせません。
ここでは、10,000個以上のパンを食べ歩いた、パンマニアの片山智香子さん監修のもと、さまざまな種類のパンに合う、キャラメルを紹介します。
あなたに合ったCARAMELIFEの楽しみ方を見つけてください。
バターを生地に織り込んで焼き上げるパンです。
クロワッサンとはフランス語で三日月を意味していて、卵や砂糖、バターとリッチな材料が入り外はさっくり、中は何重にもバターがしみこんだ層を楽しめます。
パン自体に甘味があるのでビター、もしくは酸味のあるキャラメルと相性が良いですよ。
優しい味わいのベーシックスイート。さっくりしたクロワッサンの香ばしさに程よく溶け込みます。甘すぎず、スイーツとして食べるのもおススメ。
食べ進めるごとに味わいの印象が変わるベーシックマイルド。口の中でじゅわりと広がるクロワッサンのバターと混ざり合うことにより違った印象に。
香ばしさとほろ苦さが印象的なベーシックミディアム。クロワッサンのバターの香りやこくと組み合わされることにより、味わいの相乗効果が生まれます。
力強い苦味と香ばしさに生クリームの優しい味わいが加わったベーシックビター。クロワッサンのリッチな風味と溶け合います。
力強い苦味と香ばしさに酸味と大人な甘さを感じるベーシックエクストラビター。クロワッサンのリッチな味わいにアクセントを添えます。
火で焼いたものを意味したイタリアの食事パン。オリーブオイルが入っているのが特徴です。
何も手を加えないプレーンなもの以外に、ドライトマトやローズマリーなどをトッピングしたものもあります。岩塩のかかっているものもあり塩味もきいているので、スパイスを楽しむものや甘味のあるキャラメルがオススメ。
7種類のスパイスを合わせて作った複雑なスパイス感が特徴のスペキュロス。フォカッチャに含まれるオリーブオイルのうま味との組み合わせはクセになる美味しさです。
バターによるまろやかで深い甘味が特徴。塩味のきいたフォカッチャとは甘じょぱさのバランスが丁度良く、相性抜群。
香ばしさを感じるマイルドな味が特徴。オリーブオイルがしっとりしみこんだフォカッチャとの組み合わせは、噛みしめるごとにうま味が広がります。
材料にバター・牛乳・卵を使用しないのが一般的です。
リーンでギュッとキメのつまった生地が多く、最大の特徴は焼く前に茹でる作業(ケトリングという)があり独特の食感を楽しめること。どんなスプレッドにも合います。果物の果肉入りと合わせてデザートとして食べるのもオススメ。
深いコクとジンジャーのすっきりとした後味が特徴のジンジャーキャラメル。シンプルな素材で作るベーグルには、ベストマッチです。
フレッシュなリンゴとほろ苦いキャラメルの組み合わせにシナモンのアクセントを加え、甘すぎず飽きのこない味わい。プレーンベーグルのスプレッドとして楽しめます。
果肉ごとはいったいちじくの強い甘味とキャラメルの香ばしさが特徴。全粒粉や胡桃の入ったベーグルと合わせるとさらに美味しくなります。
ライ麦パンはライ麦が入っており、酵母もサワー種を使うので酸味があるのが特徴。 全粒粉は小麦粉の外皮なども一緒にひいたもので栄養価が高く、パン自体に深みのある味わいがあります。ドライフルーツやナッツと相性が良いので、フルーツ入りのキャラメルと相性が良いです。それにクルミなどをプラスしても美味しいですよ。
果肉ごといちじくが入っているのでホームパーティーなどでカナッペとしても活躍しそう!全粒粉などの深い味わいのあるパンには、ドライフルーツがとてもよくあいます。
フレッシュなリンゴとほろ苦いキャラメルの組み合わせにシナモンのアクセントを加え、甘すぎず飽きのこない味わい。ライ麦パンのように酸味のあるパンにフルーツの甘味は相性が良いです。
ギュッと凝縮されたドライフルーツの爽やかな美味しさが口の中にひろがります。キャラメルのほろ苦さと程よい甘味が全粒粉の深い味わいとあいます。
小麦粉、酵母、塩、水を使って作るフランスパンの一種。 形状が細長くクラスト(皮)部分が多いため火通りがよくバリバリで香ばしいのが魅力のパンです。砂糖もバターもはいらず、シンプルかつ小麦粉の味をダイレクトに感じられるのでキャラメル自体の味がはっきりしているものとの相性が良いです。
皮ごと使ったレモンのフレッシュな酸味とキャラメルの深いコクが特徴。小麦本来の甘味にベストマッチで、後味も爽やかです。
バターキャラメルにフランス産ロレーヌ岩塩を合わせた、甘じょっぱさがクセになる美味しさ。バゲットのクラスト(皮)の香ばしさとも相性抜群です。
ラズベリーのフルーティーな酸味をキャラメルの優しい風味が引き立てたすっきりとした味わい。素材がシンプルなバゲットにとてもよく合います。
長方形のパン型に蓋をして焼く角食パンの他に、蓋をせずに山型に仕上げるイギリスパンなどがあります。最近では生クリームの入った高級食パンなども登場しています。クラム(中身)の細やかさが均一で、パンの中では一番どのキャラメルとも相性が良く、生とトーストどちらにつける方が自分の好みか試してみるのもオススメです。
バターキャラメルにフランス産ロレーヌ岩塩を合わせた、甘じょっぱさがクセになる美味しさ。軽くトーストした食パンに合わせると香ばしさもプラスされ、さらに美味しくたべられます。
しっかり感じる苦味とバターによるまろやかな味わいが特徴。食パン本来の甘味に苦味とまろやかさのアクセントを添えます。
甘さや、バターのまろやかさだけでなく、苦味もしっかり感じたい方におススメ。さっくりトーストした食パンにも、生食パンにもあいますよ。
ほろ苦さを感じつつも、バターによるまろやかな後味が特徴。全粒粉や雑穀いりの食パンとあわせると、さらに味の深みがまします。
10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニア。全国のパンを紹介する日本最大級コミュニティ「パン屋さんめぐりの会」を主宰。 著書に「愛しのパン」(洋泉社)がある。テレビ、ラジオ、雑誌などでパン情報を発信するパンタレントとしても多数出演。